記事2
<質 問>
「現在40歳です。今から英会話を始めても遅くないでしょうか?」
<回 答>
全然遅くないです。40歳でも50歳でも、それ以上でも遅くありません。
必ず、英会話はできるようになります。
ただし、子供が言葉を覚えるように、マスターするわけにはいきません。
英語のネイティブスピーカーが英語を、我々日本人が日本語をマスターしてきた
ように、長い年月をかけてマスターする時間はありませんし、頭を使って
大人ならではのマスター法があるからです。
まず、言語を習得する期間は遺伝的に決まっていて、8〜13歳までに母国語として
の言語の習得が止まってしまうと言われています。
だからと言って、全く悲観することはありません。
これは、あくまでも母国語を習得する場合です。
大人になってから、外国語を学ぶ場合は別なのです。
日本人の場合は、8〜13歳までに、日本語をマスターし、脳の言語野の中に日本語
を司る領域ができあがります。
そして、大人になってから英会話の勉強を始めた時には、
英語を司る領域を別に作れば良いのです。
ところが、ここで注意しなければいけないのは、英語を日本語に置き換えて
考えると、日本語の領域で英語を処理しようとするので、時間がかかりすぎたり
うまくいかなかったりするのです。
特に会話は瞬時に聞き、話しますから、秒単位の処理です。
そのためには、英語の直訳直解が必要です。
脳の中の英語を司る領域で、聞いた英語を英語のまま理解し話す、
読んだ英語を英語のまま理解し書く。
わからない英単語を英英辞典で調べて理解するような感じです。
それには、ある程度のインプットが必要です。
記事1でお伝えしたように、隙間時間を利用してリスニングを
可能な限り多く行なってください。
ある程度、聞き続けていると、無意識に覚えたフレーズが口から出てくる事が
あります。それが、英語を司る領域に英語を処理する回路ができている事を
自覚する第1歩となります。